2016年 11月 05日
楽しかったけども。
一人で。
山頂駅からあるくコースを紹介した本の「入門」レベルの場所。ふらりと行ってきましたん。『滝と苔の沢沿いをめぐる森林浴ハイク』のキャッチフレーズに恥じない、気持ちのいい道行でした。アップダウンもそこまできつくなく、余裕です。
七代の滝。
先にいらして、お互いの写真を撮り合いっこされてたご夫婦のツーショット写真を撮影したら、私の写真もとって下さいました。
折り返し付近の御岳沢休憩所でお昼。
メインイベントです。
携帯コンロとクッカーで、山でカレーを作って食べよう!
美味しかった!!
いやー、良かったです。適度な苦労と運動の後のご飯。最高。
私の両親(より少し上?)くらいの方々男女3人+芝犬1匹が後からこられて、相席したんですが、その方々はこれから「大岳山山頂」まで行かれるとのこと。
「そんなに大変じゃないわよ? ここから1時間くらいだし。お天気いいから今日は富士山が見えるかもよ」
富士山が見えるかも。
富士山が・・・
富士山・・・
見たい。
てことで、同行させていただきました。
無謀だったと思ったのは、
中央の岩の割れ目が私の頭より高いところにありました。
あ、軽いロッククライミング?
そして、登山でよく聞く「切れてる」の意味も知りました。
切れてた。
山肌に打たれた鎖を持ちながら狭い足場を渡る場所とかね。
同行させてもらってたご婦人が軽〜く「けっこう切れてるわねぇ〜」て。
ええー! そんなテンション!?
でも、苦労のかいあって、山頂の見晴らしは素晴らしかった!!
この山頂感!
気持ちいい!
けど、富士山、見えなかった!
残念。
でもね、登りの時、ふっと思ってたんです。
「登りはいいけど、下りは大変そうだなあ・・・」
うふふ。
下りは別ルートで降りたんですが、そうですね・・・想像以上でした。
実は、登りはずっと芝犬くんのリードをひかせてもらっていたのですが、下りは危ないから、と飼い主さんにお戻ししていたんです。え? そうですよ。あの岩登りゾーンもリードひいてました。
けど、途中「ここからは安全だから」と飼い主さんがリードを私に手渡してくださり、そして
「僕、先に降りて、車を回して来るから、後の二人とゆっくり降りておいで」
ご親切にありがとうござます! けれどもすいません、下りはいくら安全でも怖いです! 遠慮します!
という間も無く、飼い主さん、見えなくなってしまいました。
飼い主さんが先に行ってしまって、一生懸命に追いつこうとする芝犬くんのリードを持ったままの下山。
だって、ほかに人いなかったもん。誰ともすれ違わない、誰にも追い越されない人の通らない急坂。
言ったよね、飼い主さん「ここからは安全だから」
どこが!?
と言いたくなるほど道無き道でした。
力のある芝犬くんに引っ張られながらの下り坂。
普通に、死ぬかと思いました。
後から聞いた話ですけどもね。
同行させていただいた方がた、登山ガイドさんだったんですって。
「そんなに大変じゃないわよ?」
そうでしょうとも。
by Uchieshi_Yae
| 2016-11-05 23:00
| 雑記