2017年 04月 23日
実は一度も上方落語の寄席には行ったことがない。
毎週テレビで見られたもので。しかし、今になって見にいきたいと思っています。
落語会に行ってきました。
上京してから江戸落語を何度かみる機会があったのですが、その時にいつもなんとなーく気持ち心細い気がしていた理由がようやくわかりました。
話の中でお囃子が鳴らない。音が少ない!!
調べて見たところ、初めから室内で始まった江戸落語に対して、上方落語は人がたくさん集まる寺社の野外で始まったため、往来の人の足を止める工夫として、鳴らす音が多いらしいです。心理描写や情景描写に「はめもの」と呼ばれるお囃子が補助として使われたり、演目によっては、講談の釈台みたいな小机のようなもの(「見台」と「膝隠し」)があり、その見台を「小拍子」という小振の拍子木で叩いて要所要所で音を鳴らしテンポが作られていました。おかげでシーンや場所の切り替わりがわかりやすかった。見台はなくても小拍子だけが置いてあって、それと扇子で床を叩いて音を鳴らしていたような気がします。
そういえば、噺家さんの膝が丸見えない事も何か足りない気がする理由の一端を担っているのかもしれません。
正座の状態で拍子木で床を叩いて音を鳴らす・・・なかなか技が必要だな・・・。
出演者である事務所の先輩と写真を撮ったんですが、「SNSなんかに載せていいですか」とお伺いするのを失念していたため、池渕ワンショットをお楽しみください。
母から譲ってもらったお召の着物を着ました。
着物が丁度いい気温の季節です。